ウォーキングの科学 19

[P.40] 最高酸素消費量と血液量との関係、両者は高い正の相関関係がある。

P.33の式は、

酸素消費量= 心拍数 x 一回心拍出量 x 1mLあたりの動脈・静脈の酸素含有量の差

心拍数、一回心拍出量、酸素含有量の差 が変数であるが、心拍数と酸素含有量の差は人による変動は大きく無いため、酸素消費量に最も影響を与える変数が、一回心拍出量と、考えた。

がしかし、ここで言う血液量とは血管のある断面積を流れる血液量では無い様であり、理解できていない。

なお、グラフの横軸は、体重1Kg当たりの血液量である様だが、測定方法は不明。

[P.40] 最高酸素消費量の高い被験者では(血流量は体重の)10%であることがわかる。

P.41 図1-11 からは、該当被験者の血液量が体重の10%である事を導く方法は分からない。

ちなみに、血液量の測定方法はいく種類かの方法がある様です。(これで全てでは無いと思う)

  • 体表面積による単回帰式
  • 身長と体重、身長の3乗と体重のよる重回帰式
  • RISA(1311標準ヒト血清アルブミン)方法

詳細の探求は行わないが、本文(P.41)図の様に血液量の増加を数%の範囲で測定するには、体表面積や体重からの算出では無理があると思う。