頸椎ヘルニア 2

昨年(2019年)10月後半ごろより、右肩と右肩甲骨辺りが不調であった。

この種のからだの変調は、ある日を境に感じるのでは無い。ある時にフト気がつくと何やらからだのある範囲が重い、痺れる感覚がある、もっとあいまいに、何となく普段と違う感覚が有る、程度。実際の変調はそのかなり前から有ったのであろうが、余りにも微妙な組織の変化は感覚器官にも感知されにくい。

私の場合を遡って思い起こすと、最初はからだの右側が左側よりも軽さが感じられない、その程度の微妙。しかもその場所が、首、肩甲骨、肩先などに不定期で一定ではない。具体的には、首筋(頭長筋近辺)の緊張感であったり、肩先の皮膚のビリビリ感、肩甲骨下角(肩甲骨の一番下の尖った部分)辺りの凹んだ部分の鈍痛、肩峰の下の凹んだ部分、肩甲骨と背骨の間の肩甲骨寄り(大菱形筋の肩甲骨付着部の辺り)、などなど。

肩の変調の際には、私が真先に疑うのは前腕である。これはロルフィングunit3の折にTessyに教えてもらい、その後何回かの施術で効果を確認できた場所です。前腕前面の肘関節に近い部分、円回内筋の内側には上腕二頭筋の付着部が潜り込んでいる。こうして上腕筋を介して前腕と肩先は連動する。右前腕は日常的な動作でかなり良く使われる部分なので、まず疑ってみます。

実際、自分の前腕のこんもりした部分(腕橈骨筋、円回内筋、回外筋など)を触ると硬い。その部分だけ硬化して、周りはムチムチとしている事は無いので、前腕全体に弾力性が無い状態。早速、セルフ施術を試みる。これもTessy直伝。

Tessyには多くのセルフ施術を教えてもらったが、これは彼女自身がからだのメンテナンスを自分でいつも行なっている証拠だと思っています。これはとても大切な事で、機会があると仲間のロルファーに、自分のからだをメンテナンスしているか聞いていますが、大概の人はしていない様です。私の理解では、自分のからだが十分な状態ではないと、施術する相手にも影響すると思います。