頸椎ヘルニア 3

さて、私のからだは状況が良くなったのでしょうか。残念ながら、改善しません。前腕の硬化も肩・背中の不快感も。その後、前腕は仲間のロルファーにお願いし、かなりの痛みを伴う施術をこらえた結果、ようやくポチャポチャ感を取り戻しました。また、別な機会には、背中の施術も受けました。

それでも、状況は変わりません。正確に言うと、からだ全体の状況は施術により良好な状況になってきました。

でも、背・肩・首の辺りの状況は変わりません。ただし、周りの雑音めいた不快感が減少したので、不調の場所が特定し易くなりました。

その時点で、頸椎ヘルニアの体験をフト思い出しました。30 年程前、頸椎3番のヘルニアになった折の状況です。

頸椎ヘルニアでは、肩関節、肘関節の痺れ、嫌な痛みが発症します。絶え間の無い、逃げる事ができない不快感です。

そして、デルマトーム(dermatomes 神経根からみた感覚神経分布)で、神経根と今回の症状の位置関係を確認してみました。。

ヒョットして、今の状態は脊椎から伸びている神経のせいではないのか。プロメテウスで調べると、分布図のT1、T2、T3辺りが該当しそうである。C4も症状の位置としては該当するが、痺れの具合から主部は頸椎ではなくて、胸椎だろうと当たりをつけました。もし頸椎、胸椎のヘルニアだったら、今の症状はそのうちに治るだろう、と言うのがその時の思いです。それだったら、からだの緊張を解く対応をして、自然治癒を目指す事です。

そんな認識の元に、状況を見直しました。皮膚の表面のピリピリ感、弱い電流がからだの表面を走っている感じです。頸椎ヘルニアの時には、まさに関節そのものが不快で痛くなりましたが、頸椎から下に下りた胸椎T1、T2、T3辺りの場合には、そこまでひどくはないのかも知れません。あるいは、状況が軽度なのかも知れません。

念のため、左手を背中に回して右側の該当部分の窪み(groove)に指を滑らせると、2カ所で鈍い痛みを感じる。レントゲンで確認した訳ではないが、ヘルニアの様に椎間板がはみ出ている程悪いわけではない様だ。周りの組織の変調で、神経が圧迫されているのかも知れない。

背中を中心とする緊張を和らげる様に施術を受けたり、自分で胸椎T1、T2、T3辺りの右側groove近辺に軽く触れて意識を持って行ったりする内に、徐々に症状の改善が見られるようになった。現在(1月中旬)はほぼ違和感は感じない。

それにつけても、頸椎ヘルニアの時の苦しさと不安感を改めて思い出す体験であった。初めての時にはとても不安を感じたものでした。今回は、もしヘルニアならば自然に治るだろうとの、将来を見据えた安心感があり、当初(11月ごろ)のどれだけこの状態が続くのかと言った思いは、ヘルニアであろうと当たりをつけた時から無くなったのも事実です。

2010/01/15 追求

右肩甲骨の辺りに少し違和感、張りのような感覚が有る。以前ほどではないが、ピリピリ感や重たく感じる時が有る。もっと悪くなりそうでは無いので、しばらく静観です。