Myucroのからだ世界 15

● 移動性細胞 : migrant cell
からだの中の化学的な変化の状況に応じて、血管と真皮間を移動する細胞を移動性細胞と呼ぶ。ほとんどの血液細胞が一時的にせよ真皮内に存在し、炎症反応を起こす。

単球 (monocytes)
リンパ球 (lymphocyte)
好酸球 (eosinophils)
など

常在細胞、移動性細胞共に、真皮内に居る細胞は基質内に浮かんでおり、基質の状態によって – 例えば、十分な流動性が有れば -より適正に活動ができる事は十分に理解できると思います。この事実は施術の際に留意するべき事項です。

これまで確認してきた性質を持った真皮は、結合組織です。以下の文章が端的にその役割と性格を示していると思います。

Connective-tissue cells play a central part in the support and repair of almost every tissue and organ, and the adaptability of their differentiated character is an important feature of the responses to many types of damage.
結合組織の細胞はほとんど全ての組織や器官のサポートと修復で中心的な役割を負う、そしてそれらの分化する特性(細胞が分裂増殖し,成長する間に互いに構造や機能が特殊化する事)の適応力はさまざまなタイプのダメージに反応する重要なの特徴である。

上記の細胞は間質細胞(stromal call)あるいは間葉細胞(mesenchymal cell)と言った範囲に含まれる細胞群です。

からだの支持構造を構成する細胞ですが、炎症や免疫機能を発揮して生体防衛の中心的な機能を持ちます。一方では、腫瘍細胞との相互作用により、ガンの増殖と進行にも関わりを持っている事が分かって来ていますので、プラン面とマイナス面の両方を理解する事で始めて全体像が明確になります。

参考資料 :
Fibroblasts and Their Transformers : The Connective-Tissue Cell Family
線維芽細胞 ドクターズオーガニック ホームページ
Fibrocytes in health and disease. Adriana Blakaj, Richard Bucala
日本血栓止血学会 用語集