Myucroのからだ世界 30

でも、少しはスッキリしたい。そう思って、さらに進みます。

これから書く内容は様々な資料を読み込み、私なりに理解して一連の流れとしたもので、立場の異なる論文を混在させているかも知れません。従って、ある意味では私(瀬川)の仮説、と考えた方が良いと思います。それに加えて、かなりな程度に、消化し切れていない内容となってしまいました。

受精後に細胞は増殖(proliferation)を繰り返し、25日目(Carnegie stage : 25 age in days)に最初の体節ができてから、32日目頃までに、全ての体節の形成が行われる。この様にして、からだの形成が進むに従い、特定の予定領域に達した細胞は、近接の組織、細胞および自身から分泌されるタンパク質により、細胞内の遺伝子が発動して筋線維への最初の分化(differentiation)によりpremyoblast (日本語だと、前筋芽細胞or予定筋芽細胞だと思います)となる。

premyoblast はpremyoblast stem cellと記述した資料も有りますので、最終系になる前の分化能力を持った原始筋肉細胞と言う位置づけです。ちなみに、この時点では線維芽細胞(fibroblast)と見分けがつかないとの事です。また、特定のタンパク質(MyoD)の作用で線維芽細胞が筋芽細胞に変わるとの資料も有りますので、まだ万能性が残っているのかも知れません。なお、日本語での検索では見当たらない言葉ですので、新しい概念か、または亜流の説なのかも知れません。

前筋芽細胞は増殖して数の増加を行いますがまだ筋たんぱくの生成はしていません。増殖後の細胞は分化する事でさらに次のステップ(筋芽細胞)に進む。ここで次のような疑問が生まれます。体細胞は増殖(数が増える)のステップと、分化(変質する)のステップは明確な区分ができるのだろうか。

1つの受精卵子が2つに分かれ、4つになり・・・・と言う時点では増殖(数が増える)のみ、ある程度の細胞数になった時点から次のステップの分化に進むトリガーとなるたんぱく質が生成され始める、と考えるのが自然である様に思えます。でも、関連する細胞が一斉に分化し始めるのか、時間差があるのか、は不明。

さて、筋芽細胞の形状は徐々に卵形から紡錘形となり、核以外の細胞内物質(細胞質 cytoplasm)が増え、筋たんぱくの生成を始めます。筋たんぱくの生成が始まると、細胞内に筋フラメント(myofilaments )ができ始め、さらにそれは筋芽細胞内に充満します。

参考資料 :  (主なもののみ)

Muscle system  14.2 histogenesis.   Swiss virtual campus of Swiss confederation 

Myogenesis    University of Guelph animal biosciences

Mechanisms of myoblast fusion during muscle development   Ji Hoon Kim他

Myoblast fusion: When it takes more to make one.   Kate Rochlim他