ウォーキングの科学 2

その前に!

ウォーキングの科学」と、同じ著者の「山に登る前に読む本」が目の前にあります。いずれもザッと読んでみると、「国際標準の運動処方」、「ACSM (American College of Sports Medicine)の推奨する方法が世界標準」との記述を見つけた。国際標準であるACSMがどんな資料なのか、チョット知りたくなりました。

幸い、ACSM ninth edition(2014年)がPDFで入手できたので、内容を確認する。ただし、400頁超の大物なので目次で関連しそうな個所を探して、拾い読み程度ではある。

本書は1975年に発行され、その後改訂を繰り返して、2014年には9回目の改訂である。また、位置付けは

it is the most widely circulated set of guidelines used by professionals performing exercise testing or exercise programs.の言葉に表れていると思いますので、まさに国際標準の運動処方と言う事になります。

ACSM recommendation for aerobic exercise :

  • 3-5 times per week
  • 30-60 minutes per session
  • At a moderate intensity
  • heart rate between 65-85% of the maximum heart rate

その中で、ウォーキングと具体的に関係しそうな個所は、セクション3 Exercise Prescription(エクササイズ処方箋)にあるAerobic exercise(有酸素運動)でしょう。frequency、intensity、duration、quantity、type、rate of progressionの項目毎に記述されています。参考までに、Aerobic exercise以外では、muscle fitness(筋トレ)、stretching、neuromotor exerciseなどの項目が有ります。

それでは、aerobic exerciseの内容を頭に入れて、本題に戻ります。