不整脈 7

2018年1月に不整脈の手術を葉山ハートセンターで受けてから1年半が経ちました。その間、3ヶ月毎に経過観察が続いています。これからも、しばらくは3ヶ月毎の経過観察が続く様です。

術後1年半の2019年7月30日に、造影剤を注入してCT(computed tomography)検査を行いました。これは4本の肺静脈(pulmonary vein)の断面と心臓の全体像を撮影するもので、断面図については数値測定も同時に行い肥大した心臓が正常に戻っているかの確認です。

ちなみに、手術を受ける事になって初めて、不整脈は単に心臓の鼓動が変調をきたすだけではなく、鼓動の変調のために「心臓と血管が肥大する」のだと言う事を理解しました。不整脈の対処法として「血液サラサラの薬」を飲む、との認識を誰もがしていると思いますが、それだけでは済まない訳なのです。

私が手術を受ける事にしたのは、「血液サラサラの薬」を一生飲み続けるのが嫌だったため、だけの理由でした。
しつこい言い方ですが、実際にはそんな単純な事では無かったのです。私の周りにはかなりの方が「血液サラサラの薬」を飲んでいますので、その方達にも当てはまる事です。

そんな訳で、今回の検査にはどの程度まで回復しているのか、ヒョットしたらスッカリ正常な状態になっているのではないか、と期待していました。今回は説明を受けた際に、手術前の2017年11月撮影の画像資料と今回の資料を頂きましたので、数値で見てみます。

以下の内容は、頂いた資料の英語の略語の意味やら、心臓や血管に関する標準数値をネットで私が調べた事を元にしていますので、ヒョットしたら誤りがあるかもしれません。

数値の比較 :
[2017年11月30日]
左心房(LA 、Left Atrium) 径(Diam) 44mm 、容積(Vol) 108cc
有効径(Eff Diam) : ㎜
左上肺静脈(LSPV) 22、左下肺静脈(LIPV) 18、右上肺静脈(RSPV) 26、右下肺静脈(RIPV) 24

[2019年7月30日]
左心房 径 44㎜ 、容積 75cc
有効径 : ㎜
左上肺静脈 15、左下肺静脈 15、右上肺静脈 9、右下肺静脈 15

[参考値 : 生物学的基準範囲 – 男性]
左心房 短径 26〜46㎜
左心房 最大容積 14〜70cc
(今回の資料として適正であるかは不明ですが、一番分かり易かったので参考までに使用させて頂きます。)

実際のところ、どこまでになったら良し、となって薬をやめられるのか分かりません。それでも、今回から服用する薬の量が変わりましたので、一歩前進と受け止めています。
リクシアナOD錠30mg 朝食後1錠 [従来通り]
ペプリコール錠50mg [朝食後、夕食後1錠 ⇨ 朝食後1錠]

佐竹先生によると、慢性では無かったら手術後3ヶ月程度で、薬の服用は必要無くなるのだそうです。
残念ながら、私の場合は7年も過ぎてからの手術でしたので、まだまだの様です。

参照資料 :
私(瀬川)のCT写真 (葉山ハートセンターより入手)
一次サンプル採取マニュアル 心臓超音波検査 和歌山県立医科大学付属病院 臨床検査部門