不整脈 3

私が不整脈を止めようと思ったのには、仕事のロルフィングと関係がある。
● 不整脈と言うからだのノイズ(雑音)が仕事上の支障になると思った。
● 脳梗塞でからだがコントロールできなくなる可能性を、持っていたくなかった。

ロルフィングでは、施術者の感覚をフルに使う。例えば、クライアント(施術を受ける方)のからだは施術中に微妙に変化するので、その変化を捉えて、力加減や方向を見定めたり、次の施術ポイントを決めたりする。

この時、施術者のからだになんらかのノイズが有ったらどうだろうか。自分の鼓動の異常を日常的に感じていた訳ではないけれど、感覚が微妙に阻害されているのではないか。もちろん、私は年齢相応に他にも問題を抱えている。でも、やはりからだへの影響が大きいのは、鼓動の異常ではないだろうか、と思う。

また、不整脈の中で、心房細動は直ぐに死に至るものではないようだ。でも、血栓ができて、それが脳の血管を詰まらせると血流が止まり、酸素や栄養の補給が停止されて脳障害が発症し、からだのコントロールが効かなくなるし、脚部の血管が詰まれば壊死を起こす事がある。もちろん、血栓の大きさや血管が詰まる場所によっては、そのまま死に至る事になるであろう。

自分のからだを使って施術する者にとっては、からだのコントロールが効かない事は致命的である。このリスクを取り除いておくのは、施術者として当然ではないだろうか。血栓を発生させるリスクを下げるために、血液サラサラの薬の服用が必須だが、薬を飲んでも不整脈は無くならない。

話は変わるが、私の周りの同年代のかなりの人はこの種の薬のお世話になっている。それだけ不整脈を抱える人が多いという事である。一方、周りからは不整脈を止める治療を受けた、と言う話は聞いた事がない。なぜか?
答えは参考資料が詳しく、分かりやすいと思うので、一読して頂きたい。

私が治療を受けた葉山ハートセンターの佐竹先生によると、不整脈は1ヶ月以上だと慢性だとの事である。したがって素人考えだが、不整脈の診断を受けたら、早いうちに高周波ホットバルーンアブレーション治療を受けたら良いのではないだろうか。年齢を重ねるに従い、さまざまな障害がからだに発生するのだろう。けれども、高周波ホットバルーンアブレーション治療を受けていれば、その後の人生において、最低限ひとつの障害は取り除くことができる。

参考資料 :
国立循環器病研究センター 循環器病情報サービスのホームページ
[6] 怖い不整脈と怖くない不整脈