本 バックミンスター・フラー 1

バックミンスター・フラー(Richard Backminster Fuller)は、現代のボディワーカーにはある意味ではとても知られた存在ではないでしょうか。

私がロルフィング@を学び始めた時、テンセグリティ(tensegrity)あるいはバックミンスター・フラー、と言った言葉がインストラクターの口から聞こえてきた時には、大変な違和感を覚えました。なぜなら、テンセグリティは建築上の概念だと思っていたからです。

当時の私の頭にあったのは、三角形を組み合わせた球体状ドームのイメージです。バックミンスター・フラーや、テンセグリティの線上に在るのは、かつて富士山頂に在ったレーダードーム(ジオテック・ドーム)ですから、ボディワークが専門のインストラクターが話す事自体が違和感でした。

その内に、どの様な理由でテンセグリティと言う概念を、からだに当てはめているのかを理解する様に成りましたが、でもまだ違和感を感じます。現在ではバイオテンセグリティ(biotensegrity)と言う概念が、発展的に導入されていますので、少し距離が縮まったようには感じますが。

さて、バックミンスター・フラーと言えば、ジオテック・ドームや宇宙船地球号を知っている程度ですので、もうちょっとよく知りたいと思いました。どの様にして、あの概念にたどり着いたのだろうか。それが分かれば、「テンセグリティ」と「からだ」の関連が明確になるはずです。

幸い、宇宙船地球号の古本が手に入ったので、読み始めました。
簡単に読みこなせると思っていたのですが、簡単ではありませんでした。

全体はこんな内容です。(英語は英語版の内容)
第1章 ものごとを包括的にとらえる資質 Comprehensive Propensities
第2章 専門分野の起源. Origins of Specialization
第3章 包括的に働く自動機構. Comprehensively Commanded Automation
第4章 宇宙船地球号. Spaceship Earth
第5章 一般システム理論. General Systems Theory
第6章 シナジー. Synergy
第7章 総体の一部をなす機能. Integral Functions
第8章 再生を続けるランドスケープ. The Regenerative Landscape

実は、第1章の最初の1ページの言葉に、惹きつけられてしまったのです。

参考資料:
宇宙船地球号 操作マニュアル バックミンスター・フラー 芹沢高志 訳
Operating Manual for Spaceship Earth. R. Backminster Fuller