修理して使う 2

さて、例のオイルヒーターは新品を購入する事で手打ちをしたが、THOMASは廃棄する気になれず、相変わらず施術ルームに有る。判断の要はメインスイッチを取替える事が出来るか、その他の部分に経年劣化のダメージが無いか、である。

THOMASのメインスイッチは赤色のシーソー型(専門の言い方は分かりません)。5月23日に高田馬場にhanna somatics の個人セッションを受けに行くので、ついでに秋葉原駅横の電気街に寄って、スイッチを探す事にしました。久しぶりに小さな電気部品を店先に並べている専門店に行き、おおよその寸法が似かよったスイッチを試しに購入。約300円の出費で、息を吹き返すか?

本日(5月25日)、いよいよTHOMASのカバーを開けてみた。メインスイッチの詳細を確認するのは今回が初めてだが、寸法はほぼ同一の様である。コードとの接続は噛み込み式で、ハンダ付作業は必要ない様だ。
まず、古いスイッチを外す。こちらは廃棄するので、部品の一部を破壊して取り外し。横腹の定格を確認すると、16(4)/250〜の表示 。一方、秋葉原で購入したスイッチの定格は、16Agp 250V AC, 16(6)/250~。(4)と(6)の違いが何かはわからないが、16と250~は同じなので多分取替えても問題は無いと判断。

カバーに空いた古いスイッチの取付け穴に当ててみると、入らない。新しいスイッチの方がわずかに厚みがある。スイッチの選択に失敗したのか、もっと薄いスイッチは有るのか。ネットで同じメーカーのカタログを確認するが、購入したスイッチが一番小さいタイプの様である。

よく見ると、カバーはプラスチック製なので、スイッチ取付け穴を広げれば良い様だ。道具箱をかき回して、手頃なヤスリを見つけて、長方形の取付け穴の長辺を削って広げる事に。意外と簡単な作業で済み、無事スイッチ挿入が完了。固定する部分が合わず不安定であるが、無い知恵を絞って問題をクリア。

通電テストにも成功して、THOMASは甦った。
300円の出費で、一つの製品が甦るのはとても貴重である。あきらめていれば、廃棄処分となりお金もかかる。息を吹き返して活躍するか、それともタダの厄介物で終わるか。この2つの状況の差はとても大きく感じる。

このように、知恵を出して努力してまた使えるようにする。私の大きな楽しみの一つです。従って、今日はとても気分が良い。
(電気製品なので、劣化による漏電火災などは心配です。接続部分は綿棒で軽くホコリを払い、不具合が無い状況は確認しています。)