選択 1

人生70年においては、その後の自分の方向を決める選択をたくさんしてきた。結果としてその選択は正解と言える様な事について、なぜその時それを選んだのかが明確な言葉で説明できない事がいくつかある。もっとも、選択が間違っていた事とは山ほどあるはずだが、すぐ忘れる事にしている。

例えば、頸椎ヘルニアになった時に選んだ治療院、心房細動と診断されてから7年目に選んだ高周波ホットバルーンアブレーション治療はその良い例であろう。もう一つ例をあげるとすると、現在仕事としているロルフィング®︎などがある。

定年前から考えていた、何かからだに関係する仕事をする、になぜロルフィング®︎を選んだのか。からだに関係する仕事と言えば、整体、カイロプラクティスなどよく名前を聞くし、学ぶ場所もあるたくさん有ると思うが、最初から私の頭には無かった。最後の一年間が特段に忙しかった会社を退職して、3ヶ月後ぐらいから学校法人にお世話になったため、じっくり考えてる時間が無かったが、それが理由である様にも思えない。

治療院も高周波ホットバルーンアブレーション治療も、もちろんロルフィング®︎の選択も、自分の感覚からすると、それを選んで当たり前の気分である。

ある人はそれを運命、と言うかも知れないが、そうなのか。あるいは、自分には必要なものを躊躇なく掴み取る、能力が備わっているのか。全く何も考えずに、行き当たりバッタリの性分で、たまたま目の前に来た機会にヒョイと飛び乗っているのか。

自分には必要なものを掴み取る能力がある、と思う時もあるが、本当のところはよく分からない。