犬人 ケン・ジン 3

いつ頃からか、白髪が目立つ様になって来ました。背骨に沿って、頭部から尻尾の付け根までに、白い毛が混じります。最近は特に頭頂部の白髪が目立ちます。

ブログ「ウォーキング 2」で書きましたが、若い頃は産毛の様にサラサラしていました。でも、今はもともとの毛並みに戻っています。ただ、それ程には剛毛ではない事が年齢のせいなのか、何かからだに良い変化が現れたのかは不明です。

さて、最初の脚の不具合から2年後。散歩中に突然動けなくなり、約20㎏の彼を家まで500メートル位を抱えて帰って来ました。結構な重さで、落とさない様にするのは大変でした。その後何日間、用足しの度に抱えて連れ出しましたが、コツが分かってきました。私の左腕を前脚の間から胴まで差し入れ、右腕を両後脚の太ももの下に渡して抱えると、私の胸に犬のからだが寄り掛かって安定して運び易いし、地面に下ろす時にも無理の無い形になります。犬にとっても安心できる姿勢の様です。

今度の障害は右の後ろ足です。患部は明確では有りませんが、左と同様で踵から付け根辺りです。今回の方がダメージは大きい様で、グッタリしています。前回同様に、患部を中心にからだの緊張している部分に指を当てて、緊張が取れるまでじっと待ちます。

新たに、インダイレクトでの施術も加えて見ました。踵の上方に有る関節(膝関節)を挟んで、両手で脚を支える様にかるく持ち、少し両手を近づける様にして待ちます。しばらくすると、患部を中心ににビクビクと反応が出ました。私見ですが、神経系の乱れを整えるには、この方法が有効ではないかと思っています。なお、踵部分の関節は「足根関節」と言う様です。

しばらくして、からだを起こし、脚を踏ん張ろうとし始めましたので、回復の兆しです。ただ、普段はからだをブルブル震わせたりするのですが、踏ん張りが効かないので、からだを震わせ始めたものの、フラついてあきらめていました。

実は、脚を痛めてしばらくしてお腹周りの毛が楕円形に抜け代わり始め、その範囲がさざなみの様にゆっくりとお腹から背側に広がっていき、ついに全身の毛が抜け代わりました。強いストレスからの解消に従って、生え替わりが全身に広がったのではないか、と言うのが私の理解です。

なぜ、受けたストレスではなくて、ストレスの解消かと言うと、ストレスは一瞬で全身に伝播し、からだ全体を緊張させます。一方、ストレスからの解放は腸の有る場所(お腹)から徐々に全身に広がると思うからです。