Gaku – Inn – Kou 顎・咽・喉 13

最近は、「噛む」が少しおろそかになっていないでしょうか。

顎に関連して日常一番話題になるのは、歯、そして歯茎など。テレビのコマーシャルは虫歯予防の歯磨きであったり、歯槽膿漏予防や状態改善のオーラルケアが中心です。歯の先には噛む行為が有るはずですが、それ程の話題にはなりません。しいて言えば、話題は噛んだ後の食物の誤嚥に飛んでしまいます。

噛む事は顎、そして歯の使命で、存在そのものです。顎と歯の形と機能は、噛む事のために変化してきました。でも、最近は噛む事がおろそかにされているように思います。例えば、「カレーは飲み物」であったり、制限時間内にどれだけ食べ物を口から流し込むかを争う「大食い選手権」でありますし、見方を変えればラーメン店の林立なども噛む事を忘れさせる現れではないでしょうか。

私が、噛む行為を意識し始めたのは、ごく最近です。きっかけは「食べる順番」でした。参考資料で、一番印象に残った内容は食べる順番でした。本には「まず野菜から」と、書いています。その後で、ステーキ、最後にご飯だそうですが、その辺は気に成りませんでした。

頭に残っているのは、「まず野菜から」です。

その野菜ですが、我が家では「キャベツ」を選びました。キャベツの千切りをボールに切り置いて、他のご馳走には目を向けずに、まず食べる。最初の頃は大きめのお皿一杯でしたが、キャベツは繊維が一杯で噛みごたえが有ります。それに、シャキシャキとした食感が気持ち良い。

キャベツは良く噛まないと飲み込めません。いまでは「噛む」事が、「好き」と言える位です。それに伴って、そば、ラーメン、うどんなどの麺類をあまり食べたいと思わなくなりました。ほとんど丸呑みでノドを通って行くのに違和感が有ります。食べる麺類と言えば、チョット噛む行為が必要なスパゲティや焼きそばでなどしょうか。

では、どの位まで噛むのか?

何十回噛むと良い、などと言う事を耳にします。ですが、数えながら食べ物を噛むって、どうでしょうかね。味わえるのでしょうか。
食べ物がどの位噛んで砕かれたか、は自分の舌で解ります。ご自分の舌と喉越しの感覚を信用しましょう。

参考資料 :
専門家が教える 糖尿病 6っの落とし穴 糖尿病学会専門医 渡辺伸明