ウォーキング 8

普段利用している、ウォーキングのコースはどんな所でしょうか。

私は以前住んでいた練馬では、学田公園やその周りの道路を利用していました。今の自宅の近辺には、ナシ園が広がっていたり、広い霊園が有るのでコースの選択には困りません。少し前までは、霊園に沿った広い道路の歩道を利用していました。片道約3.5キロを往復するコース設定でしたが、歩道が広い事と、アップダウンが適当に入っているので気に入っていました。ただ、早朝とは言え車の音と排気ガスをモロに浴びる事になります。もっと静かな雰囲気で周りの気配を堪能して歩きたくなり、ある時から霊園沿いの広い歩道を途中で折れて、学校の校庭沿いに変えました。

ウォーキングは歩く事が目的では有りますが、そこに自分がいる限りは、耳、目、鼻、口、皮膚などの感覚からの情報がドンドン入って来ます。そんな訳で、私はより騒音や排気ガスが少ない道に変えました。こちらのコースにも多少のアップダウンも有りますので、長い目で見たらこれはこれで良いと思っています。鳥の声、電車の近付いてくる音、遠のく音の変化などが、新たに加わりました。

ところで、コース取りはどうでしょうか? 同じ道路に沿ったコースでも、違ったコース取りが考えられませんか。例えば、
a. 道路の右側の歩道を進み、次に道路を渡って反対側の歩道を戻ってくる。または 、その逆。
b. 同じ歩道を行き、戻る。

a. の場合は、ウォーキングの際には常に道路が左側に有ります。従って車の騒音はずっと左側からだけ聞こえ
て来ます。また、日本の歩道は道路側に向かって傾斜しているのが一般的です。従って、常に大きな音が左側から聞こえて来て、それに若干ですが右足(右脚、骨盤の右側)が歩道の傾斜によって圧迫されている。

b. の場合は、道路の右側の歩道を選ぶとしますと、行きの時は音は左側から聞こえ、歩道の傾斜は右側高、左側低で、帰りの時は音は右側から聞こえ、歩道の傾斜は右側低、左側高です。

私はb.のコース取りをしています。

また、
c. よく整備されて凹凸の無い歩道
d. 街路樹の根が張って凸凹だらけの歩道
が有ったら、どちらを選ぶでしょうか?

私は、好んでd.を選びます。木の根に注意して歩く事になりますので、無意識の感覚を刺激する事を期待しています。

ちなみに、ブラジルでは、家の前の歩道はその家の持ち主が管理します。そのため、サンパウロでは大通りを外れた横道の歩道は家ごとにバラバラで凸凹が激しく、とても歩きにくかった記憶があります。