Gaku – Inn – Kou 顎・咽・喉 7

65歳を過ぎた頃から、朝食の際に食べ物が食道を通りにくくなったり、食道と胃の境目に異物がある様な自覚が出てきました。急に出てきたのでは無く、徐々に知らぬ間に、何げなく、始まりました。

食べ物が食道の途中で詰まる感じは、いつもではなく、突然に起こります。最初はチョット通りが悪いな、程度でしたが、その内に食道の途中で本当に食べ物が詰まって、下に降りて行きません。とても苦しいのですが、苦しさを表す良い表現が見つかりません。水で流し込む様な事をしたらどうかとは思いますが、苦しくて水を口に含めません。じっと座っている事もできず、トイレに行って吐き出そうとしますが、うまく行かない事も有ります。そうしている内にようやく食べ物が下に降り始める。または、トイレで吐き出して落ち着く。

起こる頻度が増えて来ましたので、病院に行きました。状況を説明すると、胃カメラでチェックとなりましたが、結果は白。それどころか、検査をした医者によると食道も胃もとてもきれいな状態で、何しに来たの、と言われる始末でした。

大学生の頃から40年余りは、飲みたいだけ飲み、食べたいだけ食べ、で過ごして来たので、胃などはてっきり荒れ放題だと思っていましたので、結果はとても意外でした。と言う訳で、食道にガンなどの異変がある訳でもないので、また普段の生活に戻ります。しばらくすると、また食べ物が詰まる事態に。毎日では無いのでしばらく様子見の日々でしたが、数年後に再度胃カメラのチェックをお願いしました。結果は、またもや白。

ある時に気がついた事がありました。食べ物が詰まるのは、いつも朝食の時のみ。しかも、食べ始めの一口目か二口目。外出先でそんな事態になったらどうしようと心配でしたが、一度も無し。

では、現在はどうかとは言いますと、そんな兆候は現れません。

私の推測ですが、昼食、夕食は多少なりとも口、喉を動かした後なので問題がおこらなかった。一方、朝食はその日の初めての口や喉の大きな動きのため、関連する筋肉や組織の活動準備ができていなかった。したがって、顎の運動で顎が自由になると共に周りの組織も柔軟性を取り戻していつでも活動可能となり、食道から胃までの経路も本来の機能を取り戻したのではないか。

参考資料 :
プロメテウス 解剖学アトラス 口腔・頭頸部