がん検診 1

昨年秋に、生活協同組合が募集していたガンの早期発見に役立つと言う検査を申し込んだ。「アミノインデックス」と言う検査で、採取した血液を基にしてガンの可能性をチェックするとの事。

この辺の事情を参照資料の受け売りをすると、
人の身体は約 20%、つまり体重50kg の人なら約 10kgがアミノ酸であり、そのほとんどはタンパク質として体内に存在する。人は1 日におおよそ70gのタンパク質を食物として摂取し、消化吸収されて遊離アミノ酸となる。一方、2 〜 3 ヶ月程度で身体のタンパク質は置き換わる。(代謝)
血漿中の遊離アミノ酸の濃度はかなり正確に制御されているが、その制御も癌、肝不全、腎不全、糖尿病、精神疾患などの様々な疾患において破綻をきたし、血漿中のアミノ酸バランスが崩れる。

アミノ酸代謝が活発な臓器は、筋肉、肝臓、脳、腎臓、小腸などで、これらの臓器でのアミノ酸代謝によって起きているアミノ酸の増減が結果として血漿中での濃度に反映するため、各臓器で起こっている代謝バランスの変化が血漿中のアミノ酸バランス変化となって現れる、との事です。

胃ガン、肺ガン、大腸ガン、前立腺ガン、乳ガン、子宮頸ガン、子宮体ガン、卵巣ガンが検査の対象と言うことなので、私の場合は胃、肺、大腸、膵臓、前立腺を検査した。

昨年(2018)11月28日に血液採取し、12月初旬に結果が自宅に郵送されてきた。
結果は次の通り:
胃 AICS値 8.8 → ランク C
肺 AICS値 4.3 → ランク A
大腸 AICS値 6.2 → ランク B
膵臓 AICS値 8.0 → ランク C
前立腺 AICS値 8.4 → ランク C

ランク A : 10,000人中のガン可能性は3〜7人
ランク B : 10,000人中のガン可能性は13〜21人
ランク C : 10,000人中のガン可能性は40〜116人
との事でした。したがって、大腸、膵臓、前立腺の確率が特に高く、次に胃である。

肺については、文句の付けようが無い位に良い数値なのだが、20代〜42歳頃までは結構な喫煙者で、特に最後の頃は1日にショートホープ3箱が普通であった。当時はまだ職場の自席で喫煙ができた時代で、朝会社についてまず1本。見る間に灰皿は吸い殻で満杯。こんな過去を持った私の肺がランクAとの事。

その後スッパリと禁煙したのが良かったのか、肺の中まで煙を吸い込んでいなかったのか。いずれにしても、ランク Aは良い事です。

参照資料 :
アミノインデックス がんリスクスクリーニング(AICS)解説書