サーバー移転 3

さまざまな特徴のあるレンタルサーバーの中からどれを選ぶか、と言うのはかなり悩ましい問題です。その時点ではアルファメールダイレクトの年間契約が始まったばかりなので、宿題は次の年の年初まで持ち越しとしました。

3月末までが年間の契約期間でしたので、2019年1月に入ってからは、そのまま継続するか、他のレンタルサーバーを探すのか、が頭の隅に有りました。パフォーマンスを良くしたい、でも移行の作業手順が分からない、どれだけ時間がかかるのか、移行が失敗する事は無いのか、一歩踏み出して失敗するよりもこのままで良いのではないか、など。どうしたら、現在有るホームページをなんの問題もなく、サーバーを乗り換える事ができるのか、と悩み、ネットで調べましたがどうも確たるイメージが得られません。

そんな状況でしたが、何もしないで悩んでいても仕方ないので、さくらレンタルサーバーに申込みをしたのは、1月15日でした。年間5,000円程で使用できるスタンダードが魅力でした。名前は以前から聞いていたので、大丈夫であろうとの判断です。また、試用期間が2週間で他の大概のサーバー会社が10日間ですので、移行作業に自信が無い私にとっては魅力でした。

さくらレンタルサーバーの「他社サーバーからの乗換え・移転」を見ると、作業はとても簡単そうです。
1)ファイル転送ソフト(FTPなど)を使い、旧サーバーにアップしているHTMLファイルや画像ファイルなどを、さくらのレンタルサーバにアップロード。
2) ネームサーバー情報を変更し、サーバーを完全に切り替える前に、さくらサーバーで正常にウェブサイトが表示されるかどうかを確認。
3) ドメインの設定

なのですが、移行作業の内容が理解できていないヘッピリ腰の私は、恐る恐る手探り状態で始めました。

まず、書いてある言葉(用語と言った方が良いかもしれません)の意味が分かりません。

例えば、「作成済みホームページファイルをアップロードする」ですが、今あるものを新しいサーバーに移すと言うところに引っかかりました。移行にはFTP(ファイル・トランスファー・プログラム)を使用するのですが、現在のサーバーから新しいサーバーにどうしたら移るのか、とか。
ネットあれこれ見て、サーバー同士で直接作業するにでは無くて、中間にじぶんのPCを介在させるらしい。

その前に、新しいサーバーにはwordpressを導入しておかなくてはならないらしい。これはかなり後で理解できた事ですが、その様な手順はどこにも書いてないので、サーバーの中がどうなっているのか、と随分悩みました。

そのほか、今のサーバーから移行しなくてはならないもの(データ?)は、2種類ある(作成済みのデータとデータベース情報)のだとか、が少しずつ分かってきました。

ネット上で使われているさまざまな言い方、用語にもほんろうされました。ある程度の知識があって読むと、この様な事を言っている、あれとこれは同じ事、などの判断ができるのですが、表現されている事をそのまま受け入れる私には、似た様な事を言っている様だが全く別な状況を言っている様にも思えました。

実際にFTPソフトでデータを移す時点では、エラーが頻繁に発生してしまい、さらにサラに腰が引けてしまいました。

そんな事をしている内に2週間目の最後の日になってしまい、このまま本契約に移行する自信が無く、さくらレンタルサーバーは試用期間だけで1月28日に終了の処理をしました。